ランサーズに登録してみたものの、プロフィールに何を書けばいいのか、どんな案件に応募すればいいのかわからず、手が止まっていませんか。実際、登録だけして案件に一度も応募しないまま放置する人は少なくありません。
私は7年前にランサーズでWebライターとしての第一歩を踏み出しました。この記事では、登録から初案件の獲得・納品までを5つのステップに分けて、実体験をもとに具体的な手順を解説します。
この記事でわかること
– ランサーズの登録からプロフィール設定までの具体的な手順
– 初心者が狙うべき案件ジャンルと提案のコツ
– 仮払い確認から納品・評価獲得までの流れ
ランサーズとは?初心者にも始めやすいクラウドソーシング

ランサーズは、仕事を発注したい企業・個人と、スキルを活かして働きたいフリーランスをマッチングする国内最大級のクラウドソーシングサービスです。2008年のサービス開始以来、ライティング・デザイン・プログラミングなど幅広いジャンルの案件が掲載されており、登録・利用は無料で始められます。
報酬はランサーズが仲介する「仮払い制度」で保護されるため、未払いのリスクを抑えて安心して仕事を受けられる仕組みになっています。初心者歓迎の案件も多く、マニュアル完備で未経験者を受け入れているクライアントもいるため、フリーランスとしての最初の一歩に適したプラットフォームです。
ランサーズの3つの依頼方式を理解しよう

案件を探す前に、ランサーズの依頼方式を理解しておくと案件選びがスムーズになります。方式によって応募の流れや報酬の決まり方が異なるため、自分に合ったものから始めましょう。
プロジェクト方式(初心者に最もおすすめ)
プロジェクト方式は、クライアントが募集を出し、ランサーが提案文を送って採用を競う形式です。Webライティングやデータ入力など、継続案件につながりやすいジャンルに多く採用されています。
提案が採用されると1対1で契約を結ぶため、納期や作業範囲を事前にすり合わせたうえで安心して作業を進められます。私がランサーズで最初に受注したのもプロジェクト方式のライティング案件で、1本3,000字・文字単価1.0円の記事作成でした。
初心者のうちは「初心者歓迎」「マニュアルあり」のプロジェクト案件を中心に探すと、採用されやすく実績も積みやすいでしょう。
タスク方式(実績ゼロでも取り組める)
タスク方式は、提案や選考なしで誰でもすぐに作業を始められる形式です。アンケート回答や短文レビュー、データ入力などの簡単な作業が中心で、1件あたりの報酬は数十円から数百円程度が相場になります。
提案文を書く必要がないため、ランサーズの操作に慣れるための「練習」として最適です。ただし単価は低いため、タスクだけで稼ぎ続けるのは現実的ではありません。
操作の流れを掴んだら、早めにプロジェクト方式へ移行することをおすすめします。タスクで数件の実績を作れば、プロジェクトへの提案時に「対応実績あり」とアピールできる材料にもなります。
コンペ方式(デザイン・ネーミング向き)
コンペ方式は、クライアントのお題に対して複数のランサーが作品を提出し、採用された1名だけが報酬を受け取る形式です。ロゴデザインやキャッチコピー、ネーミングなどのクリエイティブ案件で多く採用されています。
採用されなければ報酬はゼロですが、採用時の報酬は比較的高めに設定されている点が特徴です。ライティングメインの方にはあまり縁のない方式ですが、コピーライティングやネーミングに自信がある人はチャレンジしてみる価値があります。
提出した作品はポートフォリオとして活用できるため、実績づくりの手段として割り切るのもひとつの考え方です。
関連記事: クラウドソーシングで初案件を獲得するまでの流れ
【5ステップ】ランサーズの始め方を実践順に解説

ここからは、ランサーズの登録から初案件の納品までを5つのステップで順番に解説します。上から順に進めれば、最短で当日中に案件へ応募できる状態が整います。
ステップ1:アカウント登録(所要時間:約3分)
ランサーズの公式サイトにアクセスし、メールアドレス・Google・Yahoo! JAPAN ID・Facebook・Apple IDのいずれかで会員登録を行います。登録自体は無料で、本人確認書類の提出は後からでも可能です。
登録直後に「フリーランス/副業」か「仕事を依頼したい」かを選ぶ画面が表示されるため、「フリーランス/副業」を選択しましょう。ここを間違えると発注者向けの画面が表示されてしまいますが、設定画面から後で変更できるので焦る必要はありません。
登録完了後、メール認証を済ませればアカウントが有効化されます。同時に「報酬出金管理」メニューから振込先の銀行口座も登録しておくと、あとで慌てずに済みます。振込手数料は楽天銀行なら100円、それ以外の銀行は500円かかるため、可能であれば楽天銀行の口座を用意するのがおすすめです。
ステップ2:プロフィールを作り込む(最重要ステップ)
プロフィールは、クライアントがあなたに仕事を依頼するかどうかを判断する最大の材料です。ここを手抜きすると、どれだけ提案を送っても採用率が上がりません。
最低限埋めるべき項目は、表示名・キャッチフレーズ・自己紹介・職種・稼働状況の5つです。特に自己紹介文は300字以上を目安に、「何ができるか」「どんな経験があるか」「対応可能な作業時間」を具体的に書きましょう。
私が初心者の頃に書いた自己紹介は、前職の業界知識と1日の対応可能時間を明記した200字程度のものでした。それでもプロフィールの「穴」が少なかったため、初月から提案が通りました。ポートフォリオは、個人ブログや過去の制作物があれば登録しておくとさらに有利です。載せるものがない場合は、タスク案件で作った実績を後から追加すれば問題ありません。
関連記事: Webライター副業の始め方|未経験でも最短1週間で初案件を取る6ステップ
ステップ3:案件を検索して応募する
プロフィールが整ったら、いよいよ案件を探して提案を送ります。ランサーズの「仕事を探す」ページでカテゴリ・単価・募集状況をフィルタリングし、自分のスキルに合った案件を絞り込みましょう。
検索条件は保存できるため、毎回同じ条件で探す手間を省けます。私の場合は「ライティング・ネーミング」カテゴリで文字単価1.0円以上・募集中のみに絞り、毎朝チェックする習慣をつけていました。
提案文には、クライアントの募集要項をよく読んだうえで「なぜ自分がこの案件に適しているか」を具体的に書きます。テンプレートの丸写しは見抜かれるため、案件ごとに内容を変えることが受注率を上げる最大のポイントです。初心者のうちは10件提案して1-2件通れば上出来なので、落ちても気にせず数をこなしましょう。
関連記事: ランサーズで提案を成功させるコツ|テンプレート付き
ステップ4:仮払いを確認してから作業を開始する
提案が採用されると、クライアントとメッセージでやり取りしながら契約条件を確定させます。ここで最も重要なのが、クライアントによる「仮払い」が完了してから作業を始めることです。
仮払いとは、クライアントが報酬をランサーズに預ける仕組みで、納品後にランサーズからランサーに報酬が支払われます。厚生労働省「フリーランスとして安全に働ける環境を整備するためのガイドライン」でも、報酬の未払い防止は重要なポイントとして挙げられています。
仮払い前に作業を始めてしまうと、万が一クライアントが支払いをしなかった場合にランサーズの補償対象外になる可能性があります。「仮払いが完了しました」という通知を必ず確認してから着手する習慣をつけてください。
ステップ5:納品して評価を受け取る
成果物が完成したら、ランサーズの納品機能を使ってクライアントに提出します。納品時には作業内容の簡単な説明を添え、修正対応が可能な旨を伝えておくとクライアントの安心感につながります。
クライアントが検収(内容確認)を完了すると、仮払いされていた報酬があなたの口座に振り込まれる流れです。同時に、クライアントとランサーの双方が評価を付け合います。高評価を積み重ねることで「認定ランサー」への道が開け、クライアントからのスカウトも届くようになります。
納期を守り、丁寧なコミュニケーションを心がけるだけで、初心者でも高評価を得ることは十分に可能です。最初の3件で星4.5以上を維持できれば、4件目以降の受注率は目に見えて上がります。
関連記事: ランサーズで仕事が取れない!6個の原因と対策法
初心者がランサーズで受注率を上げる3つのコツ

登録と初回応募まではスムーズにいっても、なかなか受注できないと悩む人は多いです。ここでは、私自身の経験から実際に効果があった3つのコツを紹介します。
本人確認とNDA(秘密保持契約)を済ませる
ランサーズでは、本人確認書類の提出とNDAの締結が任意で用意されています。これらを完了すると、プロフィールに認証バッジが表示され、クライアントからの信頼度が格段に上がります。
本人確認済みのランサーは、未確認のランサーに比べて提案の閲覧率が高くなる傾向があります。手続き自体は運転免許証やマイナンバーカードの画像をアップロードするだけなので、10分もあれば完了します。
NDAを締結すると「機密情報を扱える人材」として認識されるため、単価の高い案件や企業の内部資料を扱う仕事にもアクセスしやすくなります。登録直後に済ませておくことを強くおすすめします。
最初の5件は単価より実績を優先する
初心者がいきなり高単価案件に応募しても、実績ゼロの状態では採用されにくいのが現実です。まずは文字単価0.5-1.0円程度の案件を5件ほどこなし、プロフィールに実績と評価を積み上げましょう。
実績が5件を超えたあたりから、クライアント側の採用ハードルが明らかに下がり、提案の通過率が上がります。私の場合、最初の3件は文字単価0.8円のブログ記事を受注し、4件目から1.5円の案件に採用されるようになりました。
※クラウドソーシングからの収益を安定させる方法や単価交渉の考え方は、拙著「AI時代のWebライターが消耗せずに稼ぐ戦略と仕組み」の2章でも詳しく解説しています。
提案文に「相手のメリット」を書く
提案文で自己紹介ばかり書いてしまう初心者は多いですが、クライアントが知りたいのは「この人に頼むと自分にどんなメリットがあるか」です。募集要項をよく読み、クライアントの課題に対して自分がどう貢献できるかを具体的に書きましょう。
「御社の〇〇に関する記事を、△△の経験を活かして執筆できます」のように、案件の内容と自分の強みを結びつける一文があるだけで、採用率は大きく変わります。テンプレートを使い回すのではなく、案件ごとに提案文の冒頭3行を書き換えるだけでも差別化につながります。
提案文の具体的な書き方やテンプレートについては、別記事で詳しくまとめています。
まとめ
ランサーズの始め方は、アカウント登録→プロフィール作成→案件検索→仮払い確認→納品の5ステップです。登録自体は無料で3分あれば完了するため、まずはアカウントを作り、プロフィールを作り込むところから始めてみてください。
初心者が最初につまずきやすいのは、提案が通らずに諦めてしまうことです。本人確認・NDA締結を済ませ、最初の5件は実績づくりと割り切って応募すれば、確実に受注率は上がっていきます。プロジェクト方式の初心者歓迎案件から始め、1件ずつ丁寧に納品して評価を積み上げましょう。
ライティングのスキルを体系的に伸ばしたい方には、プロの添削付きで学べるライター講座も選択肢のひとつです。


