フリーランスとして働く選択肢が増えつつある一方で、効率よく案件を獲得し、高単価な報酬を得るのが難しく、挫折してしまう人も少なくありません。
そこで注目を集めているのが「フリーランスエージェント」です。高い専門性を持つエージェントを利用することで、案件紹介や契約交渉はもちろん、インボイス制度への対応やポートフォリオ強化など、多面的な支援が受けられます。
この記事では、フリーランスエージェントの仕組みとメリット、おすすめの10社を詳しく解説します。
この記事でわかること
・フリーランスエージェントの基本的な仕組みと特徴
・利用する際のメリット・デメリットや選び方
・専門家の視点を活かした高単価案件獲得のコツ
そもそもフリーランスエージェントとはなにか?

フリーランスエージェントは、企業から依頼されたプロジェクトや業務委託案件を、フリーランスに仲介する専門サービスです。企業とフリーランスをつなぐ“架け橋”として、案件獲得はもちろん、契約に関するサポートや単価交渉など幅広い支援を提供します。
特にITエンジニアやクリエイターのような専門領域では、エージェントの持つ業界知識が心強い味方となるでしょう。
フリーランスエージェントの基本的な仕組み
フリーランスエージェントの仕組みは、企業側から受注した案件を登録フリーランスへ紹介し、双方が合意すれば契約が成立する流れで成り立っています。
エージェントは企業から手数料を得る形で運営されるため、フリーランスにとっては営業コストを抑えながら安定的に仕事を探せるメリットがあります。多くのエージェントでは、希望条件やスキルシートを基に最適な案件をマッチングするため、必要最低限の手間で企業とつながることが可能です。
また、契約書類作成や報酬の支払いスケジュール調整といった事務作業もサポートするケースが多く、初めて独立する人にとっても安心感があります。エージェントによって得意とする業界やサービス内容が異なるため、自分に合ったエージェントを選ぶことが成功のカギといえるでしょう。
クラウドソーシングとの違い
クラウドソーシングは、主にウェブ上で不特定多数の依頼者と受注者が直接やり取りを行うスタイルです。一方、フリーランスエージェントは“仲介者”として、より確度の高い案件や企業とフリーランスを結びつけます。
クラウドソーシングは案件数が多い反面、単価が低い傾向があり、クライアントとの細かなやり取りは自力で行わなければなりません。一方、エージェントは専任の担当が条件交渉や事務手続きを請け負うため、フリーランスは本業に集中しやすい点が特徴です。
高単価案件を狙いたい場合や、営業活動に割ける時間が限られている方にとっては、エージェントの方が効率的に仕事を獲得しやすいメリットがあります。
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プロしか知らない“バイネームリクエスト”の裏事情
フリーランスエージェントの大きな強みとして、“バイネームリクエスト”が挙げられます。
これは企業が特定のフリーランスを指名して「ぜひこの人に頼みたい」と依頼する仕組みで、企業からの評価が高いエンジニアやデザイナーほどリクエストを受けやすく、結果的に高単価が提示されるケースが多いです。
また、エージェントはリクエストされたフリーランスのスケジュールや希望条件を尊重しながら交渉を進めるため、お互いに不満が残りにくい契約になりやすいことが特徴です。
こうしたバイネームリクエストは、企業側が安心して任せられる人材を確保したい思いと、フリーランス側が信頼度を高めたい思いの一致によって成立します。
実績を積み重ねて企業内で評判が高まれば、次回以降の案件受注も円滑に進むため、プロとして安定した稼働を目指す方にはエージェントの活用が大きなチャンスとなるでしょう。
実際、私自身もフリーランスエージェントやSEOディレクションを担う仲介企業から、直接お仕事の打診をいただくことも数多くあります。
フリーランスエージェントが注目される理由
フリーランス人口が増加し、市場は多種多様なスキルを持つ人材であふれています。競争が激しくなればなるほど、高単価案件や安定した仕事を得るためには、緻密な戦略が重要になります。
フリーランスエージェントは、企業との太いパイプを持ち、案件を発注元から直接請け負うことで、高い報酬が期待できる点が注目されています。さらに、契約交渉や面談調整などの業務サポートを通じて、フリーランスは本業に集中しやすくなるでしょう。
営業活動が苦手な方も多く、時間や手間をかけずに条件の良い案件を得たいフリーランスにとって、エージェントの存在は大きな助けとなりつつあります。競争が激化する今こそ、エージェントの利用を検討するタイミングといえます。
フリーランスエージェントを利用する5つのメリット

フリーランスエージェントを利用することで、高単価案件の獲得はもちろん、契約交渉や報酬管理などの手厚いサポートを受けられます。特に未経験や実務経験が浅い方でも、専門家のアドバイスを得やすい点は大きな魅力です。
ここでは、5つのメリットを詳しく紹介します。
営業負担の削減と高単価案件の獲得が可能
フリーランスにとって最大の悩みは、案件探しと営業活動に時間や労力がかかる点です。エージェントを利用すれば、この営業負担を大幅に削減できます。
エージェントは企業から直接相談を受けるため、条件や予算、期間が明確な案件が揃っている傾向にあります。フリーランスは自分の希望条件を登録し、必要書類やスキルシートを整えるだけで、マッチする案件を自動的に紹介してもらえます。
さらに、エージェントは単価交渉の経験が豊富なため、高報酬を狙いやすいのも強みです。実績あるフリーランスがエージェント経由で働くことで、月収100万円以上や年収1,000万円超えを実現したケースもあり、高単価案件獲得の近道といえるでしょう。
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条件・報酬交渉のサポートが手厚い
エージェントは、条件交渉をプロとして代行し、フリーランスが納得できる着地点に落とし込む力を持っています。過去の契約データや業界相場を熟知しているため、過剰な値下げ交渉を防ぎやすく、報酬アップにも期待が持てます。
フリーランスとして働くうえで、報酬や稼働日数、業務範囲などの条件交渉は非常に重要です。直接クライアントとやり取りする場合、交渉が難航して予定よりも報酬が低くなったり、追加業務を抱え込んでしまったりするリスクがあるため、その点でもエージェントに任せられるのは安心感があります。
特に経験豊富な担当者がつくと、フリーランサーの強みを的確にアピールしてくれるため、自分で営業するよりも高い報酬を引き出せる可能性があります。
インボイス制度・契約面の対応も充実
2023年以降、インボイス制度への準備を求めるクライアントが増えています。この制度では正しい請求書の書式や税区分を管理しなければならず、個人で理解して対応するのは手間がかかるものです。
エージェントは税務関連や契約の専門知識を持つスタッフが在籍している場合が多く、インボイス制度に対応した請求書発行の方法や契約時の必要書類の確認などをサポートしてくれます。間違った処理で税務リスクを負う心配が減り、フリーランスは本業に集中できます。
また、契約書のチェックや更新時の条件調整などもエージェントが間に入ることでスムーズに進み、大きなトラブルを回避しやすいでしょう。
ポートフォリオ・スキルシートの作成を支援してもらえる
エージェントの担当者は、多くのフリーランサーと企業をつないできた経験から、業界が求める具体的な記載方法を熟知しています。そのため、プロジェクトの成果やプロセスを数値化し、専門用語を的確に使用するなど、読み手を意識したブラッシュアップをサポートしてもらえます。
自分のスキルや実績を効果的にアピールするためには、ポートフォリオやスキルシートの質が非常に重要です。エージェントの助けを借りることで、応募企業からの理解が深まり、マッチング精度や報酬交渉が有利になる可能性も高まります。
福利厚生・セミナーなどエージェント独自の特典を用意している場合も
フリーランスは会社員と異なり、社会保険や各種手当の面で不安が残りがちです。しかし、大手のフリーランスエージェントでは、福利厚生の一環としてスキルアップ講座やセミナーを無料または割引で利用できる制度、健康診断や保険加入サポートなどを提供しているケースがあります。
さらに、エージェントによっては勉強会や交流会が定期的に開催され、同業者や企業担当者とのネットワークを築けるチャンスもあります。こうした“プラスアルファ”の特典は、フリーランス生活を安定・充実させるうえで大きな価値を持つでしょう。
フリーランスエージェントを利用する際のデメリット・注意点

便利な反面、フリーランスエージェントを利用するときにはいくつかの注意点も存在します。たとえばマージン率の把握や希望案件のタイミング、担当者とのコミュニケーションなど、トラブルを避けるために知っておきたいポイントがあります。以下で主なデメリットと対策を解説します。
中間マージン(手数料)の存在
フリーランスエージェントは企業とフリーランスを仲介する立場のため、どうしても中間マージン(手数料)が発生します。一般的には報酬額の10~20%ほどが相場ですが、エージェントごとに大きく異なることもあります。
このマージン分だけ、実際の手取りが減ってしまう可能性がある点は理解しておきましょう。ただし、その分だけ営業や事務手続きの負担を軽減でき、高単価案件を得やすくなるメリットがあります。
場合によっては、トータルで考えるとエージェントを利用した方が収益アップにつながるケースもあるため、単に手数料が高い・安いだけで判断しないことが重要です。
案件獲得までの日数と“落とし穴”
エージェントを通じて案件を探す際、すぐに希望条件に合った案件が見つかるとは限りません。人気の高い案件には応募が集中し、タイミングやスキル要件が合わなければ契約までに時間がかかることもあります。
また、複数のエージェントに登録している場合、同じ案件に二重応募してしまうリスクもあるでしょう。これはクライアント側に混乱を与える可能性があり、マイナスイメージを持たれる恐れがあります。
エージェントと連携を取りつつ、応募状況や応募先の管理をしっかり行うことが、スムーズな案件獲得の鍵となります。
担当者による対応格差とエージェントを見極めるポイント
同じエージェントでも、担当者の知識や経験、コミュニケーション力によって対応の質が大きく変わる場合があります。IT業界に精通している担当者に当たればスムーズに話が進む一方、経験が浅い担当者だと優先的に案件を回してもらえないこともあるでしょう。
そこで重要になるのが、初回面談の段階で担当者の得意分野や過去の支援実績などをヒアリングし、相性や専門性を見極めることです。
必要に応じて担当変更を依頼する手段も検討しましょう。自分のスキルや希望案件を正しく理解し、適切なタイミングで企業に提案してくれる担当者こそ、成功への大きなサポートとなります。
活動エリア・案件内容に偏りがある場合も
エージェントによっては、主要都市の案件が中心で地方の案件が少ないなど、地域的な偏りが生じることがあります。また、Web開発やアプリ開発には強いが、デザイナーやマーケターの案件は少ないなど、職種・分野での偏りも否めません。
遠隔で稼働できるフルリモート案件が増加傾向にあるとはいえ、場所や仕事内容の選択肢が限られる可能性がある点は理解しておきたいところです。
希望する分野やエリアの案件に強いエージェントを複数チェックし、最適なパートナーを組み合わせる工夫が、より多くのチャンスをつかむためのコツといえます。
フリーランスエージェントの選び方

数多くのフリーランスエージェントが存在するなかで、どのサービスを選べば理想の案件に近づけるのでしょうか。エージェント選びを誤ると、思わぬデメリットを被る可能性もあります。
ここでは、選定基準となる4つのポイントを解説します。
得意分野・保有案件数・求人企業の質に注目する
エージェントごとに得意としている業界や職種は異なるため、自身のスキルセットとマッチする分野に強いかどうかを確認しましょう。保有案件数が多いほど選択肢は広がりますが、単に数だけでなく、求人企業の質や案件の内容を見極めることが重要です。
たとえば単価が高くても契約更新率が低い企業や、実際の業務内容が曖昧な求人は避けるほうが無難です。エージェントのホームページや口コミ情報をリサーチし、「なぜこのエージェントが自分に合うのか」を基準に絞り込むと、失敗を減らせるでしょう。
マージン率の透明度と報酬サイクルを確認する
中間マージンが不透明だと、手取り額が予想より少なくなってしまう可能性があります。マージン率が明確に公表されているエージェントは透明性が高く、安心して利用できるでしょう。
また、報酬の支払いサイクル(翌月末、45日サイトなど)もエージェントによって異なり、キャッシュフローに大きな影響を与えます。稼働後の支払いが遅すぎると、生活費や事業経費のやりくりに苦労することもあるため、報酬の振込タイミングは事前にチェックしておくべきポイントといえます。
エージェント担当者の専門知識・対応力も要チェック
理想の案件を獲得するには、担当者の能力が大きく関わります。特にIT案件の場合、技術的な用語や開発プロセスへの理解がある担当者であれば、スキルセットを的確にクライアントへ提案してくれるでしょう。
一方、担当者が業界に詳しくないと、適切な案件紹介がなされずミスマッチが起こりやすくなります。初回面談や電話相談の段階で、担当者の知識レベルやコミュニケーションスタイルを確認し、自分と相性が良いかを見極めることが大切です。
複数社を併用するのも効果的
1社だけにこだわらず、複数のフリーランスエージェントを併用することで、より多くの案件を比較検討できます。地域や職種ごとに強みが異なるエージェントを並行利用すれば、希望に合った案件を見つけやすいでしょう。
ただし、同じ案件に重複応募してしまうとクライアントに混乱を与え、信用を損なうリスクがあります。登録情報や応募状況を管理しつつ、エージェント側にも他社と併用している旨を事前に伝えておくと、トラブルを未然に防ぎやすくなります。
【現役フリーランス直伝】エージェントを最大限に活用する方法

エージェントに登録するだけでは、理想の案件に巡り合う保障はありません。むしろ、スキルシートの磨き方や契約前後のチェックポイントなど、実践的なテクニックを知ることで成果が大きく変わります。
ここでは、現役フリーランスの目線でエージェントの“活用術”を紹介します。
スキルシートを“発注担当者”目線で磨くコツ
スキルシートには、自分ができることを羅列するだけでなく、「どのようにプロジェクトに貢献できるか」を明確に示す工夫が欠かせません。たとえば開発期間をどれくらい短縮できたか、コストをいくら削減できたかなど、具体的な実績値を入れることで読み手の評価が上がります。
さらに業界用語の使い分けや専門スキルの棚卸しを行い、書類全体の統一感を保ちましょう。発注担当者が「この人なら安心して任せられる」と感じられる情報を盛り込むことが、スキルシートの質を高めるポイントです。
実績×最新スキルの掛け算で単価を2倍に引き上げる具体例
単価を大幅にアップさせるには、過去の成功事例とトレンドスキルを組み合わせることが有効です。たとえば、Web開発の経験者がクラウドサービスやAI関連の技術を学習し、新たなポートフォリオを作成したケースでは、以前の単価より約2倍の報酬を得られた事例もあります。
既存の強みをベースに、新しい技術を習得して即戦力をアピールすることで、高付加価値の人材として企業に認められやすくなります。案件獲得後も継続的にスキルアップする姿勢を示すことが、長期的なキャリアアップの鍵となるでしょう。
面談・契約前後で行うべきチェックリスト
面談・契約前後には、下記の項目を必ずチェックしておきましょう。
- 業務範囲の確認
- 担当するタスクや責任範囲は具体的か
- クライアントの要求事項や優先順位は明確か
- 報酬額・契約期間の明確化
- 稼働日数や稼働時間、報酬金額は十分に納得できるレベルか
- 契約開始・終了の時期や更新の可能性をあらかじめ把握しておく
- インボイス制度への対応
- 適切な請求書の書式や税区分を理解しているか
- 企業側がどのようにインボイス管理を行っているか、事前に確認
- 契約書のひな形取得と内容チェック
- エージェントから契約書のサンプルを取り寄せ、疑問点をリストアップ
- 口頭合意と文書内容の差異を確認し、不明点は早めに担当者へ質問
- 口頭合意と書面の整合性
- 面談時に話し合った報酬額や納期が、書面で正しく反映されているか
- 条件の変更があれば、すぐに契約書へ反映するよう依頼
- 契約前後の疑問点解消
- 面談後に追加で発生した疑問を早めにエージェントへ共有
- 契約締結前にすべての問題をクリアにし、トラブルを未然に防止
これらポイントをしっかり確認しておけば、面談後のやり取りがスムーズになり、トラブル回避にもつながります。正式契約前に不安を残さないことが、円満なフリーランス稼働への近道です。
関連記事:【フリーランスの後悔】40代エンジニアが直面した不安を乗り越える7つの具体策
稼働後も定期的にキャリアプランを更新
案件に参画してからがフリーランスとしての本当の勝負ともいえます。契約開始後も、定期的にエージェントへ自身の状況やスキルアップの成果などを共有し、次の案件に向けた準備を怠らないことが大切です。
契約更新のタイミングで担当者へ希望条件を再度伝えれば、新たな案件紹介の際に優先的に声がかかる可能性も高まります。
キャリアプランは固定的なものではなく、市場や技術の変化に合わせて柔軟にアップデートしていくことで、常に最適な報酬とやりがいを得られるフリーランスとして活躍し続けられるでしょう。
インボイス制度・確定申告・保険の最適化も忘れずに
インボイス制度への対応や確定申告、保険加入など、フリーランスならではの悩みは数多く存在します。ほんの少しの書類不備や制度理解の差が、後から大きな損失につながることもあります。
ここでは、実務レベルで知っておきたいポイントを解説します。
インボイス制度で注意すべき書類とエージェント手続き
インボイス制度が本格的に始動すると、正確な税率計算と書類作成が求められます。特にエージェント経由で仕事をする場合、クライアント側の請求書書式とエージェント側の管理フォーマットが異なるケースがあり、記入ミスや二重計上に注意しなければなりません。
早い段階でエージェントにインボイス対応のマニュアルやサポート体制について確認し、必要書類をそろえておくとスムーズに対応できます。書類の不備が続くと企業からの信用を損なう可能性もあるため、初動をしっかり固めましょう。
保険・年金の掛け方による節税・優遇策
フリーランスは厚生年金や社会保険の恩恵を受けにくい反面、国民健康保険や国民年金など、自分で保険や年金を選択できる自由度があります。中には「小規模企業共済」や「iDeCo(個人型確定拠出年金)」を活用して、将来の備えと節税を両立するフリーランスも増えています。
エージェントの中には、これらの制度を詳しく説明してくれるところもあるため、疑問を感じたら早めに相談するのが賢明です。場合によっては年間数万円~数十万円規模の節税が可能になるため、自分に合った掛け方を検討する価値は大いにあります。
青色申告 vs. 白色申告の税制面のメリット
フリーランスとして収入を得る場合、青色申告と白色申告のどちらを選ぶかで、節税できる額に大きな差が出ます。青色申告の方が帳簿付けや申請がやや複雑ですが、65万円の控除や赤字の繰越しなど、多くの税制上のメリットを享受できます。
エージェントから紹介される案件を多数こなし、年収が上がってきた段階で青色申告に切り替えることで、手元に残るお金が増える可能性が高いです。経理ソフトや税理士のサポートを利用すれば、煩雑な事務作業を最小限に抑えながら、青色申告の恩恵をフルに活用できます。
関連記事:フリーランスや給与所得者の確定申告はいくらから必要?状況別に解説
おすすめのフリーランスエージェント10選

フリーランサーとして成功するためには信頼できるエージェントのサポートが不可欠です。ここでは、高い評価を受けているおすすめのフリーランスエージェントを10社厳選して紹介します。
各エージェントの特徴や強みを解説し、あなたのニーズに合った最適なパートナーを見つけるヒントになれば幸いです。
レバテックフリーランス
レバテックフリーランスは、日本国内で広く知られたIT系のフリーランスエージェントの一つで、多種多様なIT案件を取り扱っています。
プログラミングからインフラ、デザイン、プロジェクトマネジメントまで、多岐にわたる分野の専門家向けに、案件の紹介を行っています。その幅広いネットワークと、豊富な案件量はフリーランサーたちから高い評価を受けています。
専任のコンサルタントがキャリアのサポートも行い、スキルや希望に合わせた案件を精選して紹介してくれるので、フリーランスとしてのキャリアをスムーズに築くことができます。
エンジニアルート
エンジニアルートは、SolidSeed Co.,Ltd.によって運営されているフリーランスエージェントで、ITエンジニア向けの案件紹介サービスを提供しています。汎用機系からオープン・Web系、インフラ系まで幅広いシステム種別に対応しており、様々な言語・スキルに基づいた案件を保有しています。
このサービスは、フリーランスエンジニアに長期稼働の安定をサポートすることを特徴としており、就業平均期間は30.67カ月(2024年9月時点)と業界でも高い実績を誇ります。特に、JavaやRPG(AS/400 i5)、Pythonといった人気プログラミング言語の案件や、AWSやUnityなどのインフラ系技術に関連した案件が豊富に揃っています。
PE-BANK
PE-BANKは日本の主要12都市でフリーランスの支援を行っているエージェントサービスです。フリーランスのWeb系やSEのエンジニアに対して、Web系を中心に毎月1,000件以上の案件を提供しており、平均年収は800万円以上と報告されています。
特に地方在住のフリーランスエンジニアにとっては、地方案件の獲得を強くサポートしてくれるでしょう。
マージンが8~15%程度と低めに設定されているため、高報酬も期待できます。
IT求人ナビ フリーランス
IT求人ナビは、AI技術を活用したフリーランスエンジニア向けの案件紹介サービスです。AIがユーザーの希望やスキルを分析し、最適な案件を提案するだけでなく、単価診断やキャリアアドバイスを通じて報酬交渉や将来設計をサポートします。
さらに、スキルシートの改善提案や面談トレーニング機能も備えており、応募から面談準備まで効率的に進められます。豊富なデータをもとに、ユーザー一人ひとりに最適な案件を提供し、フリーランスエンジニアの成長と成功を後押しするサービスです。
MidWorks
MidWorksは、フリーランスエンジニアに特化したエージェントサービスで、独立を目指すエンジニアやフリーランス経験の浅い人に案件紹介を提供しています。2023年10月時点で3,300件以上のIT・Web業界の案件を保有し、リモート案件・非公開案件ともに全体の80%と多くの魅力的な案件を提供しています。
MidWorksは株式会社 Branding Engineerが運営しており、信頼の置ける上場企業が支援している点でも安心感があります。また、報酬保障サービスを提供しているため、フリーランスエンジニアは安心して案件に集中することができます。
ポテパンフリーランス
ポテパンフリーランスは、フリーランスエンジニアに特化した日本の案件紹介サービスであり、リモートワークや非公開案件など、安定した仕事の機会を提供しています。特に、エンジニアとしての兼業を目指す人や、実務経験が浅い人におすすめです。
ポテパンフリーランスは、プログラミングスクール「ポテパンキャンプ」を運営する株式会社ポテパンが管理しており、その独自の背景から、フリーランスと採用企業の双方に対して、専門的なサポートと広範な案件のアクセスを提供しています。
同社はエンジニアのスキルと企業のニーズを適切にマッチングすることで、双方にとって価値のある関係を築くことを目指しています。

WorkShip
WorkShipは、フリーランスおよび副業専門のマッチングサービスで、エンジニア、デザイナー、マーケター、編集者、人事、広報など、デジタル業界で活躍するプロフェッショナルを対象に、プロジェクトとのマッチングをサポートしています。WorkShipのプラットフォームは、多様な働き方を支援し、新しい技術や社会的、技術的革新に貢献するプロジェクトを推進することを目的としています。
WorkShip AGENTというサービスには30,000人以上のプロフェッショナルが登録しており、豊富なデータベースを駆使してハイスキルかつ適切な人材をプロジェクト単位で紹介するエージェントサービスを提供しています。
既に27,000人以上のフリーランスと600社以上の企業が利用している信頼性の高いサービスであり、フリーランスだけでなく副業人材の採用もサポートしています。

クラウドテック
クラウドテックはフリーランスや業務委託を希望するプロフェッショナル向けの求人マッチングサービスで、特にエンジニアやデザイナーのための案件を提供しています。全国各地から12万人以上のハイスキルなIT人材が登録しており、企業とフリーランスの間でマッチングを支援しています。
クラウドテックは特にリモートワークの案件が豊富で、週3日から4日の稼働でリモートワークの案件を探している人にもおすすめのサービスです。97%の利用者がリモートワークで働いているため、在宅勤務にこだわる方にとっては良い案件が見つかる可能性が高いでしょう。

フォスターフリーランス
フォスターフリーランスは、日本のフリーランスエンジニア向けの案件紹介サービスであり、株式会社フォスターネットが運営しています。フルリモートや高単価の案件を多数紹介し、最短3日で就業可能な案件も見つかります。
サービスは20年以上にわたり運営されており、老舗のフリーランスエージェントとしての信頼と実績を持っています。フリーランスとしてのスキルアップにつながるコンテンツやセミナーも充実しているため、フリーランスエンジニアのキャリア構築に役立つリソースを利用したい方にもおすすめです。

ギークスジョブ
ギークスジョブは日本のITフリーランスエンジニアのための案件紹介サービスで、専任のコーディネーターがきめ細かいサポートを提供しています。非公開求人案件の紹介も含めて、フリーランスエンジニアが理想のキャリアやライフプランを実現できるように支援しています。
ITフリーランス向け福利厚生プログラム「フリノベ」を提供しており、他社に比べて参画期間中に利用できるフリーランス向けの福利厚生サービスの内容が充実しているため、同条件の案件ならギークスジョブ経由で案件に参画するのも選択肢のひとつです。

よくある質問(FAQ)

ここまでフリーランスエージェントのメリットや選び方を解説しましたが、実際に利用を検討すると具体的な疑問が浮かぶものです。最後に、よくある質問と回答を紹介します。
Q1. フリーランスエージェントのマージンはどのくらいかかる?
エージェントによって異なりますが、一般的には報酬の10~20%程度が相場です。たとえば、報酬額が70万円でマージン15%の場合、フリーランサーの手取りは59万5,000円となります。
PE-BANKのようにマージン率を公開しているところもありますが、公開されていない場合は担当者に具体的な数字を確認するのがおすすめです。手数料が高いように感じても、高単価案件や契約サポートでトータルの収益が大きくなる可能性があるため、単純な比較だけで判断しないことがポイントです。
Q2.在宅ワーク案件はどれくらい見つかる?
リモートワークの需要は年々高まっており、クラウドテックのように約97%が在宅OKの案件を保有するエージェントも存在します。IT領域ではWeb開発やデザインなどを中心に、地方在住でも首都圏の企業とリモート契約を結べるチャンスが増えています。
逆に常駐が必要な案件や、週4~5日のフル稼働が求められるケースもあるため、エージェント選びの段階で在宅希望の旨をしっかり伝えましょう。自分のライフスタイルに合わせた稼働形式を見つけやすいのが、フリーランスエージェントの大きな利点です。
Q3. エージェントを掛け持ちすると不利になる?
複数エージェントを併用しても基本的に不利にはなりませんが、同じ案件に重複応募しないよう管理が必要です。重複応募はクライアントに混乱を与え、印象が悪くなるリスクがあるため注意しましょう。
また、エージェントによって得意分野や保有案件が異なるため、幅広く探したい場合はむしろ掛け持ちのほうが有利になるケースもあります。ただし、担当者に他社を併用していることを隠すと、後々のトラブルにつながる可能性があるため、事前に伝えておくのが望ましいです。
Q4. エージェント経由で“年収800万円”はどのくらい現実的?
案件や個人のスキルによって異なりますが、ITエンジニアやコンサルタント、デザイナーの中には、エージェントを利用して年収800万円以上を実現しているケースは珍しくありません。
特に、需要の高いプログラミング言語や最新技術(AI、ブロックチェーンなど)を扱える人材は、高単価案件のオファーが集中しやすいです。
条件交渉や長期参画の実績を重ねることで、年収1,000万円を超えるフリーランスも存在します。自己投資を続けながら、エージェントのコンサルタントと二人三脚で案件を獲得していく姿勢が重要です。
フリーランスエージェントを活用してキャリアアップを目指そう
フリーランスエージェントをうまく活用することで、高単価案件の獲得から契約サポート、インボイス制度への対応など、多面的なメリットを享受できます。自由な働き方を実現しつつキャリアアップを目指したい方にとって、時短での案件探しや報酬交渉の代行は大きな魅力です。
複数のエージェントを併用すれば、さらに選択肢を広げることも可能です。自分のスキルと希望条件に合ったエージェントを見つけ、長期的なパートナーシップを築くことが、成功への近道になります。

